“コビトのいたずら”がもたらすファッションの無限の可能性。変化を楽しむ「HISUI」の新たな挑戦。
今シーズンの「HISUI(ヒスイ)」はコレクションの場をランウェイではなく、インスタレーション形式で発表。
その会場となった国立代々木競技場 第一体育館の「roomsLINK(ルームスリンク)」内に特設された、真っ白いひとつの箱のような部屋で、無音の空気感も相まって不思議な異空間を作り出した。
繋がりを紡ぐ。温もりを伝える。ファッションに“息”を吹き込む新たな挑戦
会場に足を踏み入れた瞬間感じられたのは、デザイナー・村松啓市氏ならではの“もてなし”の心だ。ランウェイショーは行わず、エキシビションと動画配信でのコレクション発表を試みる「everlasting sprout(エヴァーラスティング スプラウト)」の2011年春夏コレクション。
白い壁に映像を流
“Made in JAPAN”の無国籍ヒッピー。新境地で魅せた「G.V.G.V.」的モダン・ エスニック。
マスキュリンでフェミニン。ソリッドでタフな美しさを得意とする「G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)」に新たな魅力が加わった今シーズン。
1960年代にアメリカで発祥した、音楽的ヒッピー・ムーブメントに代表される、音楽とファッションが融合したフェスティバル文化からインスパイアを受け、世界中の
優雅なクラシカルスタイルを提案した平成のレトロモダン
日本で初めてファッションショーが開催された地ー歴史的な場所として今シーズン「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」が選んだ会場は、日本橋三越本店の三越劇場。コレクションとして前衛的なセッティングは、まるでひとつの劇が始まるような高揚感で場内は一杯になった。
「BOUTIQUE
日本の美意識を呼び起こす 日常に寄り添う“色”の提案
夕暮れ時に浮かび上がる、表参道のイルミネーション。冬の夜の凍てつく寒さを優しく退け、心を和ませてくれる一杯のホットワイン。
そんな何気ない風景を、様々な色の重なりや美しいグラデーションに落とし込み、現代版“かさね色目”として提案した「matohu(まとふ)」の2010年秋冬コレクション。今季よ
スリリングな”赤”が誘う、極上エレガンスなグランジロック
ショー直前から、ミステリアスな異空間へと私たちをいざなうのは、深紅のベルベットが一面に広がる会場だ。「G.V.G.V.」が持つ女性ならではの強さを、今シーズンはデヴィッド・リンチの映画「マルホランド・ドライブ」からインスパイアを受けスリリングに表現した。
先シーズンの白一色から一転、深みの効い
知性を刺激する濃密なエレガンス SOMARTA流“好奇心の部屋”へようこそ
会場に入った観客たちを出迎えるのは、スクリーンに映し出された大きな額縁。何かに出会えそうな期待とほんのちょっとの不安、2つの感情を掻き立てられる中、「SOMARTA(ソマルタ)」の2010年秋冬コレクションは始まった。
シーズンテーマに掲げたのは“Wunderkammer(ヴンダーカンマー):
蛹から蝶へーコケティッシュに舞うビビッドなピースフルウィンター
Juliana Hatfieldの「Everybody Loves Me But You」のポップなガールズギターサウンドにのせたキャットウォークで始まり、ファーストルックから見る者に新風を感じさせた。
白一色のスペイシーな春夏シーズンから一変。「BUTTERFRY(バタフライ)」がテーマの今
ハルキスト・熊切氏のユーモアが光る “ノルウェイの森”再解釈
「beautiful people(ビューティフル ピープル)」2010年秋冬コレクションは村上春樹の小説「ノルウェイの森」から着想を得た作品たち。小説の中に見られる“冬になると良く着ていた上品なキャメルのコート”“見るからに高価そうなグレーのスーツ”—など、登場人物の会話や描写にある洋服のイメージ
― 宮沢賢治 作“注文の多い料理店”より ― ファンタジックなイーハトーブの世界
インスタレーション形式で発表を行った、今季の「everlasting sprout(エヴァーラスティング スプラウト)」。
シーズンテーマに宮沢賢治の名作“注文の多い料理店”を掲げ、彼の紡ぐ“言葉の面白さ”からなる独特な世界をeverlasting sprout流に再構築した。ステージの中央に
神聖なヴェールを纏った、ゴシックでロマンティックなウェディングガール
会場の中央に浮かび上がる、パリのカルチェラタンに実在するセント・セブリン教会の建築模型からインスパイアされたという今シーズン。ヴァイオリニスト・花井悠希氏による繊細な生演奏が響き渡り、会場はまるで教会のような神聖な空気に包まれた。
ファンタジックな中にもどこか影を潜めるモデル達は、十字架を持ち
”シンプル”の新たな思考を追及した、構築的でポップな次世代への旋律
ヨーロッパの片田舎の夕焼けが広がるような、温もり溢れる情緒的なBGMでファーストルックが始まった。
まず見る者に圧倒的な存在感を与えたのは、今シーズンを象徴する「家」をモチーフにしたテキスタイル。そのアイコンの持つアットホームな雰囲気とは逆に、直線的なラインで大胆且つグラフィカルに描き出した。