人の温もりと美意識が憩う場所。matohu表参道本店OPEN

人々の足が行き交う表参道から、一歩入った小路は、都会の喧噪を忘れさせるような静けさを湛えている。

そんな静かな場所に「matohu(まとふ)」表参道本店が7月15日にオープンした。

小路の緩やかな坂道を登っていくと、右手にショップが現れる。白い杉の板を重ねた外観は“時の重なり”を表現したという。店内にも同じ杉の板が重なる柱が立ち、来訪者を異次元へと誘い込む。

これは建築家・吉柳満氏が手掛けた独自の手法“列壁”というもの。空間を仕切りながらも、壁の向こうの“気配”をさりげなく匂わせることで、人々の好奇心を刺激してくれる。

この列壁は店内を斜めに分断するように設置されている。列壁によって仕切られた空間は、店内の空間が四角であることを感じさせない。柱がところどころに立つことで、空間そのものが見る角度によって様々な表情に変化する。たった16坪の店内の中で、空間を“散策”するという楽しさを教えてくれるのも面白い。

時には服と対話するように。ときにはmatohuの世界に迷い込むように。
空間の可能性を最大限に引き出す手法が、他にはない、奥行きをもたらしているのが特徴だ。

また、ショップの壁には無数の穴が開けられている。その穴に什器のバーを差し込むことで、棚やラックの配置を自由に調整することができると言う。訪れるたびに異なる表情で来訪者を迎えてくれる。matohuならではの粋なもてなしの心は、こんなところにも表れている。

また店内の奥には、階段3段分をくりぬいた地下フロアが存在する。棚を設置したギャラリー的な空間であるが、そこから店内を見上げると、また異なる趣きで空間の奥行きを感じることができる。今後は様々なアーティストたちの作品を展示できるスペースとしても活用していきたいとデザイナーは語る。

人々が本来持っているであろう、美を愛する心。訪れる人々の内に潜むその感覚を、心地良く刺激し引き出してくれる空間こそ、matohu本来の“もてなし”の心に他ならない。服だけではなく、美しいものを純粋に“愛おしむ”心が日本の美意識を育んで来たという確信と自信を私たちに教えてくれる空間だ。


店内にはアーティスト畑中正人氏によるオリジナルの楽曲が流れる。また、オープンを記念して、「イイダ傘店」とのダブルネームの日傘や「No,No,Yes」のウォレットなども並ぶ。

matohuが本来伝えたい、真の美意識が息づく唯一無二のショップ。ぜひ足を運んでいただきたい。

matohu表参道本店のtwitterアカウントはこちら。 @matohu_shop

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about
brand
matohu
Concept
「まとふ」と書いて「まとう」と読む。日本語独自の概念である「纏う」という動作にこめれらた、体を包む空気感としなやかな日本人の感性を表現するブランド。独自の美意識に基づいた、西洋でも和でもない新しい「服」を提案する。流行に流されないで、すぐに消費され捨てられる風潮への「待とう」という呼びかけを内に秘めている。