神聖なヴェールを纏った、ゴシックでロマンティックなウェディングガール

会場の中央に浮かび上がる、パリのカルチェラタンに実在するセント・セブリン教会の建築模型からインスパイアされたという今シーズン。ヴァイオリニスト・花井悠希氏による繊細な生演奏が響き渡り、会場はまるで教会のような神聖な空気に包まれた。

ファンタジックな中にもどこか影を潜めるモデル達は、十字架を持ち頭にはヴェールや花冠を乗せ、まるで妖精のような面持ちだ。永い時を経たアンティークのようなレースや、断ち切りのコットンフリルなどをふんだんに重ねたボリューミーなフォルムは「fur fur」が得意とする、大人の女性の奥に永遠に潜むイノセントな一面を存分に醸し出していた。

生成りや白のロマンティックなカラーをメインにしつつも、時折登場する黒一色のスタイルは甘さに裏付けされたゴシックな表情を演出。また、ヴィンテージのようなエンジニアブーツ・チェック地のガウン風のジャケットなど、さりげなくブリティッシュライクなアクセントを効かせたのも印象的だ。

アーティスト・Sara J Beazlyとのコラボレーションによるドローイングカットソーやデザイナーが描き下ろした、フラワーモチーフの遊び心溢れるファンタジックなテキスタイルも注目。

ラストをドラマティックに飾った三体はブライダルサロン、「クリオ・マリアージュ」とのコラボレーションによるウェディングスタイルだ。今までにない、斬新なウェディングドレスの足元にはビジューなクリスタルなどで装飾を施した「VANS」のスニーカーを合わせ、「fur fur」流の新しいウェディングスタイルを提案。

シャンデリアの下に総勢30人のモデル達が並ぶフィナーレは、まるでウェディングガール達の神聖な集いのような、ファンタジックな圧巻の世界観で幕と閉じた。

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about
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fur fur
Concept
不完全なもの、はかないものへのいとおしさ、ぼろぼろで、歪んだ服の中にあるエレガント、感情のある服作り、ナチュラルであるという感覚、ファッションという文化をとおして、伝え続けていきたいというおもい。 OUT of ACTIONの中でディレクター・チダコウイチのもと、アシスタントデザイナーとして経験を積む。得意とするアクションペイントやセラミック作品、一点一点ハンドメイドによるもの作りから展開した OUT of ACTIONのlabel "FUR"は2005 Autumnにスタート。 Label始動前より毎回テーマを変えて作り続けている。一点物のアクセサリーやリメイククロージングは定番的なシリーズとなっている。