HONEYMOONが生活を楽しむきっかけになってほしい

nuan+でも絶大な人気を誇るブランド、LFS◆のRikki(佐藤利樹)氏とdictionaryの冨田靖隆氏。プロダクトとファションのデザイナー両氏に、新ブランド“HONEYMOON”立ち上げの経緯についてお話を伺った。

nuan+:おふたりはどこで出会ったんですか?

Rikki:2年前にau(KDDI)さんの「another work*s」という、携帯電話周辺の生活をデザインする exhibition があって、若手のデザイナーを何人か集めて、10人くらいだったっけ? その中に僕と冨田君が入っていたんです。

冨田:異業種の人もいて良いのではないかということで、ファッションから僕が選ばれました。僕のブースの向かいくらいにRikkiがいて。彼が僕にすごく興味を持ってくれて。僕も彼が作っている物は印象的だなと思ってました。

Rikki:僕は冨田君の当時のブランド・モスライトを存じ上げてて。プロダクトとは言っても僕の場合、ファッションにすごく興味があったので、ぜひ話を聞きたいなと思ってたんです。それでお話したのがきっかけです。

nuan+:その後すぐに、一緒に何か作ろうということになったんですか?

冨田:今度、何かおもしろいことをやりたいねって話になって。まあその時は、イベントに展示されていた物しか知らなかったんでね。他の物も見せてもらったら、意外と見たことのある物が多かった。これはおもしろいなと。しばらくして「エプロンやろう」って、彼から連絡をもらいました。

nuan+:HONEYMOONの誕生ですね?

冨田:いや〜。実はその時は「エプロン」ってブランド名にしようって言われたんですよ(笑) でも、エプロンを数シーズン作り続けたら、後々絶対に何か他の物も作りたくなるから。エプロンって名前は衝撃的だけど、「エプロン作らなきゃ」ってなってしまうよりかは、もっとフリーな方が良いんじゃないかと。じゃあ、連想されることで、プロダクトだったらギフト対応とか、ちょっと洋服な観点、あとは幸せな気分にする物とか。イコール、HONEYMOONはどう?って提案しました。ハネムーンから帰って来た時に、家中をHONEYMOONの物で全部うめたらいいんじゃない? って。結婚に限定するのではなく、ギフトとして選んでいただいてもいいですし。ブランド名にも夢がありますしね。

Rikki:ハネムーンとか結婚って、生活を0から始めるタイミングだったりするじゃないですか。自分の生活を自分でクリエイトするというか、盛り上げる、楽しもうっていうきっかけ、イメージが一番結婚に近いような気がしたから、HONEYMOONなんですけど。お客様が生活を楽しもうというきっかけに、HONEYMOON自体がなってくれたら良いと思います。

nuan+:なぜエプロンだったんですか?

Rikki:単純に僕が良いと思えるエプロンがなかったっていうのと、個人的にファッションが好きなのでやってみたかったんです。プロダクトの人達が苦手で、ファッションの人達の方が得意な物のひとつにエプロンがあった。ちょっと微妙な存在なんですよ、エプロンて。布だからファッション的要素もあるけれど、カテゴリーとしてはインテリアになるでしょ。洋服屋さんでは売っていないし。かと言って、インテリアの人が得意な物ではない。

僕はプロダクトの中では、考えがかなりファッション寄りだから、じゃあ自分がやるべきだなと。でも、ファッションからのアプローチも欲しいなんてことを考えていたら、冨田君と出会えたんです。これはもう運命だなと思って、僕から冨田君の事務所にお邪魔して、アイディア出しをしました。

彼からエッセンスを落としてもらって、元々僕が持っているプロダクト感だとか売れ筋とか、プロダクトとして落とし込まなければいけないところは僕が抑える。製品のクオリティーに関しては彼の方がコントロールできるから、まかせる。そのバランスが良いなと。

nuan+:エプロンを作ろうって言われた時、冨田さんはどう思いましたか?

冨田:既存の物とはちょっと違うエプロンにしたいと思いました。それだったらすごくおもしろいなと。業務用だとデザインされていないし、かと言ってtoo muchなデザインだと「誰するんだよ?」ってなっちゃう。ちょっとはおってコンビニに行ける物が良いなと。でもそれがあまりにリアルすぎちゃうと、「どちらのお宅のお嫁さんですか?」みたいなことにもなっちゃうし。エプロンひとつで気分も変わってくると思うんですよね。結婚されている方もキレイでいたいとか、かわいく着たいとかってあるでしょうから。

Rikki:冨田くんからの最初のひと言が、「そのままちょっと外に着て歩けるエプロンを作ろう」だったんですよ。メルヘンすぎないし、リアルすぎない。そのちょうど良い落とし所が、冨田君には見えてるんだなーって思って、これをコンセプトにディスカッションを進めていきました。

冨田:昔だとエプロンて、スゴいひらひらのイメージがあったから。あれをもうちょっとモダンな感じのイメージでできたら、ちょっとした時に使いたいって思っていただけるかなと。

Rikki:そう。モダンっていうのは大切だよね。今の都会の生活にある程度適したものにしないと、リアルじゃなくなっちゃうから。リアル感は必要。

nuan+:エプロンのデザインで、特にこだわった点は?

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書籍とは異なり、その時々の必要に応じて引っぱりだしてはページをめくるもの。読み終わる事がなく、冒頭から読み始めることもない。ベーシックで身近な存在ながらも発見性や何かに気付く事がある。私自身がものづくりをする上で、何らかの物事に対する引用や手引きはデザインをかたちに表現する上で不可欠であり、原点だと思う。その原点である行為に因んだ物として辞書 "dictionary" を選び、ブランド名にした。"女性が美しく装う為に、私なりの工夫と表現方法を考えること"そんなウェアラブルな洋服とアクセサリーをこれからはさらに進化させ、つくり続けたいと思う。"身につける行為"をあらためて考えた際に、服や装飾品自体が完璧であってはいけないと思う。着ること、身につけることによって完成される美しい洋服やアクセサリーの追求、それは装う人を巻き込む余地をクリエーションに残すことはとても重要な行為であるから...

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LIVE FOR SWEETS
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スイーツ食べ歩きを目的として発足。LIVE FOR SWEETS(甘い物の為に生きる!!)の名前の由来もそこから。いつの間にかインテリアデザインやエキシビジョンなど空間デコレーションをするように!?プロダクトブランド『 LFS 』、アクセサリー『 H&B 』をスタート。 LFS : プロダクトブランド『 LFS 』は、ストーリー性を持ったデザイン、ファションからのアプローチをコンセプトとしています。未来のアンティークショップで、それぞれのアイテムがストーリーを語りだしそうなデザイン。そして、現在を切り取ったファッション性は、歴史を重ねるごとに新たな見え方をしていくでしょう。永遠と刹那の融合こそが『 LFS 』の目指すデザインです。

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