Feature somarta

somarta somarta somarta somarta somarta somarta somarta somarta somarta

強さを秘めた女性像から一変、ロマンティシズム渦巻く「空想の旅路」へ

イメージソースは詩人ポール・ヴェルレーヌの作品「汽車の窓から」。

3年の節目を終え、転換期を迎えた今季の「SOMARTA(ソマルタ)」は、叙情味溢れるエレガントなルックで、新たな一面を打ち出した。

駅のホームが映し出されるスクリーンを背景に現われたのは、大きなバッグを手にした貴婦人。シックな色味のジャケットやブラウスに、スカートを合わせたミリタリーライクなリアルクローズの数々が、場面の移り変わりとともに、ポエティックな色彩のレイヤードスタイル、そして郷愁を誘うローズカラーのニットドレスへと変貌を遂げていく。

車窓からの夕暮れを表現した幻想的なプリントドレス、その中にも何故か汽車そのものが描かれるという不条理な浮遊感や、ドレープやリボンを多用した軽やかなレイヤード、繊細なプリーツの切り替えで「現実と空想の狭間を表現した」とデザイナーは語る。

シルクやチュール、シフォンなど今までに無かったテキスタイルへの試みも「動きがいい」と手応えを感じただけあって、軽やかなフェミニティを物語る要素になっていた。

定番のスキンシリーズは「『身体性』への追求を超えたアプローチを」と、レイヤードにさり気なく潜ませるに留め、花に埋め尽くされたニットドレスやヘッドピースで、優しく美しい「SOMARTA」ならではの空想世界を描き出した。

no_movie.png