「beautiful people」流、古き良きアメリカンスタイル
ランウェイを遮るように居並ぶのは、古き良き時代を彷彿させる摩天楼の模型。その一角に置かれたターンテーブルにモデルが針を置いた瞬間、コレクションはスタートした。
伝説の音楽フェス“ウッドストック”の終演後をイメージしたという舞台で繰り広げられるのは、ちょっとレトロなカントリースタイルやプレップスタイルのバリエーション。
シルクのモッズコートやチルデンニット、ジャケットやチノパンツなどのトラッドなアイテムを、少しくすみのあるカラーパレットで展開。ショートパンツ×ウエスタンブーツのキュートなスタイリングの他に、ニット×ロングスカートなどのアイテムも登場する。ともすれば野暮ったさの残るコーディネートを、I(アイ)ラインで美しく仕上げるスタイリングが印象に残った。
ラグジュアリーな素材をリアルクローズに乗せ、カジュアルではなく“ドレスダウン”として表現したいと言うデザイナーの狙いは、このあざやかなコーディネーションで十分に伝わったはずだ。ヒッピーカルチャー全盛の後に台頭する、洗練のNYファッション。— 2つが交錯する濃厚なアメリカン・スタイルは、見る者に懐かしくも瑞々しい“憧れ”の想いを抱かせる。
今回、定番のキッズシリーズの提案は控えめ。新たに身長160cm程度の男の子にサイズ感を合わせた“ボーイズライン”が登場し、女の子のモデルが着用。絶妙なゆるさが醸し出す、可愛らしいスタイルで注目を集めていた。










