「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」展
現在、東京オペラシティ アートギャラリーでは、「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」展を開催している。この展覧会は、これまで日本で開催されてきたファッション展とは一味違った、新しい形のファッション展であり、ファッションを美術館において展示することの更なる可能性を示唆している。
これま
Kポップアイドル人気から、今セクシーを考える
Kポップアイドルが流行っている。今更何を…と思われるかもしれないが、最近私の周りの意外な人物までが「グンソクさま〜」と言い出した。「軍足さま?」などと、5本指靴下に何故「さま」を付けるのか?と思うくらい疎かった私だが、気付くと中高生から70代の高齢者まで、意外にはまってる人が多いのである。どこがいい
新たなショッピングの可能性―NOAH’ STOREの試み―
NOAH’ STOREというプロジェクトをご存知だろうか?
このプロジェクトは、若手のデザイナー9組(※)が集まり、彼ら自身が企画から販売まで含めて運営し、日本の主要都市の百貨店を中心に、各ブランド合同のショップ空間を創りだす、画期的なものである。「NOAH」の名前のとおり、神話上のノアの箱舟
若いパワーを鼓舞する60年代ファッション
‘11年秋冬、60年代調が1つのトレンドになっている。私が請け負っている百貨店の研修でも受講生から一往にこの言葉が出て来るが、「じゃあ具体的にどんなもの?」と尋ねると「ボウブラウスに膝下丈スカート…」との答え。では隣の人と振ってみても同じ返答である。ふむ…確かに多くの雑誌で今季のおしゃれアイテムとし
ファッションと作家性―ZEEMANのショーから見えてくるもの―
もう1ヶ月ほど前の話題になるが、アムステルダム・ファッション・ウィーク期間中の7月20日、オランダを中心にヨーロッパで展開しているファストファッションブランドの「ZEEMAN(ゼーマン)」が、「FRANK(フランク)」という偽のブランド名を冠し、公式スケジュールでコレクションを発表した。このショー
「前衛性」と日本のファッションの関係とは? [vol.2]
さて、前回の記事で述べたように、西洋のファッションにおいて、「前衛性」という概念はすでに消費の対象のひとつとなっており、対抗概念としての効力を失っている。そして、この「前衛性」の失効は、1980年代までにパリ・コレクションにデビューした日本人デザイナーがそうであったように、日本人であることが対抗概
「前衛性」と日本のファッションの関係とは? [vol.1]
「前衛性」という言葉。ファッションにおいて「新しさ」を示すために幾度となく用いられてきているこの言葉が指し示すものと、現代の日本のファッションの接合点について、2回にわたって少し考えてみたいと思う。1回目の今回は、ファッションにおいて「前衛」という言葉が持っている意味と効力について、私なりの見解を
「ファッション」を創る ―writtenafterwardsの仕事―
5月5日。こどもの日。こども心を忘れていない人だけが参加を許された、writtenafterwardsの2011SSのショー。ウェブを見渡しみると、既に様々なところで議論、批評されており、評価する声も上がる一方、批判する声も多々見られる。
新しい服が全く登場しないファッションショー。あるのは観